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2017年 09月 26日
撮影をしていると、失われていくものを記録する、という言葉が頭をよぎることがあるけど。被写体に対してこちらの都合で「失われていくもの」を担わせていいものかと。ふと後ろめたい気分になる。また、ある程度の時代を経てきたものに対してそう感じるというのは、今の時代との相対によって思う部分も大きいわけで。もう少し個の存在として見つめる意識を強めたい。実際は自分の生を含めてすべてに限りがあるわけで、だからこそ重要視するべきこともあるだろうかと。もちろん記録の観点として重要な部分はあるわけだけど、僕は違う伝わり方を模索してみたいと思ったりする。 ひとまず自分がそこに居て撮影をした時には共に存在をしていたっていう事実はあって、言葉にすればあたりまえの事を写真を通じて伝わった時に、写真ならではの何かにできるような気がするんだけどな。
by nyazin
| 2017-09-26 21:40
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