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2009年 01月 02日
正月といえば、親戚のとこに年賀の挨拶に行くのが恒例だった。 自分は小さい頃から人見知りする方なんで、それがとても嫌だったな。 特に父方の親戚はいつも集まって宴会をやっていた、いとこなんかも年が離れていたし その場でどうしていいか分からなくてただ黙って時間が過ぎるのを待っていた..。 たいていはその宴会の後、夕方過ぎにもう一カ所親戚の所へ寄って 一泊して帰る感じだったんだけど。 そこの親戚は宴会とかの集まりには参加しないとこで、いつも別口とゆう感じだった。 家は、昔ながらの日本家屋って感じで落ち着くし〜家族もみんな気持ちのいい人たちで。 冗談の分かる人たち(これは僕にはとても重要) でも、それでもやっぱりそれなりに緊張はしたし、その日の疲れもあるから 御飯食べてちょっとしたらもう寝床につくことが多かった。 いつも僕らが寝るのは居間から廊下をはさんで隣の部屋で、 布団に入りながら大人たちが話しているのが微かに聞こえていた。 障子が青白くて光っていて、古いタンスの匂いがしてたな 僕はいつもと違う天井の木目を見ながら、 いつもと違う父の弾んだ声、母の笑い声なんかを聞いているのが良かった。 ふすまの間から差し込む光には妙な安堵感を感じていたのを憶えている。 ある、正月の記憶です。
by nyazin
| 2009-01-02 03:04
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