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2014年 02月 21日
DVD にて「告白」を借りて見る。 久々に嫌な映画だったな...。退屈じゃないけど腹の立つ映画。 偽善的じゃないリアルな現実という評価もされているけど。 そもそも善の描き方に悪意があって、 生徒の描写に見られるような描写だったり、主要人物にも偏見的なものを感じる。 予告で「極限のエンターテイメント」と出てたけど。 エンターテイメントならこのくらがいいいだろうという考えのリアリティーのない歪んだ描写をしている。 本当はエンーターテイメントだからこその注意の仕方があってしかるべきと思うのだけど。心を描いているようで心ない作品だと思う。これが日本アカデミー賞4冠...。 公開は2010年だけど、それから時代は動いているわけで、今ではどうなのだろうと思う所もある。 「プリンス&プリンセス」は随分前に見たのだけど、続編にあたる「夜のとばりの物語 醒めない夢」を最近見て感動したので、あらためてレンタルで見直してみた。 ビジュアル的には「夜のとばりの物語」の方が流石にグレードアップしているんだけど、物語や造形感覚の素晴らしさは甲乙付け難い。 あとちょっといびつな動きと洗練された感覚との融合感もそれはそれでいい感じでもある。個人的には笑いのツボにハマる感じもあって「プリンス&プリンセス」一話目に出てくるプリンセスが台座ごと地中からせり上がってくる感じとかたまらない。その台座に「私の助け方説明書」が書いてあるとかも好きなんだよなぁ。 「かぐや姫の物語」以降、あらためて物語というものの素晴らしさをかみしめている事もあり、最近図書館で小泉八雲の「怪談」を借りて読んでみた。 まぁこれが面白いんだよね。 雪おんなとか、ろくろ首とかなんとなく知っているようで知らないもんだよなぁ。 ろくろ首なんて首がのびるわけじゃなくて、首が胴から離れて飛んで行く話だし...なんかすごい。あとやっぱり雪おんなはシンプルな話だけどしみじみと味わい深い。 高畑勲とミシェル.オスロで怪談作ったら見たいなぁ、なんて妄想。
by nyazin
| 2014-02-21 19:57
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