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シスレー イール=ド=フランスの抒情詩人という本を借りた。 シスレーの絵は好きだったけど、その人生についてはほとんど知らなかったので、 この本を読んでみると、自分が思っていたのとは違うことがあったり、 なるほどと感心させられたりと、以前にもまして好きになってしまった。 本には小さめだけど絵も載っていて、初期作品、コローに影響を受けていた頃(シャレじゃありません)のものから、もちろん印象派のものまで。 他の画集にはあまり載っていないものも多い。 これは僕の思い込みだったんだけど、印象派って最初は酷評されたけど、 以降は支持されて、それなりに豊かに暮らしていたと思っていた。 でもシスレーに関しては違っていたみたいで、生前は評価されていなかったらしい。 シスレーは1899年の1月29日に他界しているのだけど、 その年の5月には絵に破格の値がついたと本に書いてあった。 こういうのってなんか悔しいと言うか、腹立たしいとうのもあるんだけど。 それ以上にシスレーが苦しい状況の中で、あれだけ穏やかで、瑞々しい絵を描き続けたことに感動する。本には印象派のことや、風景画についてや、同時代のことにも触れてあるのでそれも興味深いところ。やっぱり歴史を俯瞰しただけでは分からないことって随分あると思った。 「モネは変わりやすいもの、はかないものをとらえた。シスレーはつかの間の中に決定的なものをつかんだ。」 本の中にある、いま気になる一文。 by nyazin | 2012-02-29 17:10 | Trackback | Comments(0)
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